介護保険が適用されると、利用者は介護に関係するサービスの利用料金の負担が減ります。しかし、介護保険が適用されるサービスでは十分な高齢者のフォローができない場合もあるので、介護保険外のサービスのニーズも徐々に増えてきています。
たとえば、プライベートケアサービスというものもその一つです。このサービスは、在宅介護で必要な資格を有するスタッフがサービスを提供してくれます。サービス内容は、外出するときにの要介護者への付き添いサポートなどで、病院や買い物に同行し、移動の手助けや荷物を持ったりといったサービスが受けられます。また、孤独な要介護者のためには、話し相手になるといったサービスを提供しているところもあります。
ちなみに、このような介護保険外のサポートでは、医療行為や理容行為などはサポート外になります。また、介護サービスとは直接関係ない乳児の世話なども含まれません。介護保険外のサポートは提供するサービスの線引が難しいのが特長であり、事業所によっても微妙な違いがあるので、利用者はもちろんのこと、そのような事業所で働こうとするときにも注意しておきましょう。
それから、プライベートケアサービスの利用料金は、時間制のところが多くなっています。1時間いくらや30分いくらというように、時間により料金が発生します。また、介護保険外サポートは利用時間帯によって料金が変わることも珍しくはありません。日中は事業所が定めた料金で対応しますが、夜間になると料金が増すところがほとんどのようです。